■概要
ExcelコマンドとWeb自動化を組み合わせてデータをWebシステムに転記する方法をご紹介します。
添付のサンプルロボットも、併せてご参照ください。
■サンプルロボットを作成したバージョン
v1.4.2.3 ※左記より前のバージョンでは正常に動作しない可能性があります
■今回ご紹介する方法
NEC Software Robot Solution の機能である「excelシート_値取得」と「Web自動化」を組み合わせたロボットの作り方を紹介をします。
■サンプルロボットの処理内容
サンプルロボットは以下のように構成されます。
大きく分けると2つのパートで構成されます。
1つ目はExcelシートから値を取得して、変数に格納するパートです。これは2-10行目が該当します。コマンドオプション部分は以下のようになっています。
今回使用するExcelシートは9行で構成されているため、その行数と同じだけの値取得を行い、それぞれを変数に格納していきます。
2つ目が取得した値を変数から取り出して、Webシステムに入力するパートです。これは11-27行目が該当します。入力を行うWebシステムは以下のようになっており、各項目をWeb自動化を使って入力していくようにロボットを作成していきます。
また、ドロップダウンから選択肢を選ぶ項目や、年月日を入力する項目なども存在していますが、それぞれWeb自動化で動作記録を行っている状態で入力欄にマウスカーソルを合わせると動作の提案がされるので、それに従います。
事前にExcelファイルから取得したデータを入力する際には、「変数から選択」を選び、対応する変数を選択します。
■サンプルロボットの実行方法
以下の手順で操作しましょう。
- 添付のサンプルロボットとExcelファイルをロボット実行端末に保存してください。
- 1行目のExcelファイルパスに手順1で保存したExcelファイルのファイルパスを入力してください。
- ロボットを実行してください。
■注意事項
ロボットの実行がうまくいかない場合にはWebドライバが対応していないことが想定されます。対応として、「ツール>Webモジュールの管理」からWebモジュールの最新化を行ってください。