基本的な画像の取り方やコマンドの実行、その他本製品を動かすための基本的な使い方を確認しましょう。
ターゲット画像の取り方
コマンドを実行する
RoboSol動作中に途中で止める
コマンド行を削除する
コマンド行の順番を入れ替える
作成したスクリプトを保存する
ターゲット画像の取り方
クリックやテキスト入力など、NEC Software Robot Solution(以下RoboSol)は画面に映る「画像」を認識して動作します。
まずはロボットに認識させる「ターゲット画像」の取り方を覚えましょう。
ここでは[ダブルクリック]コマンドを例に説明します。
ゴミ箱アイコンをダブルクリックする設定をします。
「マウス」タブから[ダブルクリック]を選択します。
すると、RoboSolの画面が消え、約1秒後に画面全体が少し暗くなります。
この「少し暗い状態」で、ターゲット画像としたい部分の左上から右下にドラッグ&ドロップして、画像を切り取ります。
【ポイント】
ターゲット画像はできるだけ小さく取得する方が、探す画像範囲が小さくなるので、ロボットの動作が早くなります。
←こちらより
←こちらの方がロボットの動作が早くなります
これでダブルクリックにゴミ箱のアイコン画像が設定できました。
コマンドを実行する
ゴミ箱アイコンをダブルクリックするコマンドを実行してみましょう。
アクションツールバーの[全コマンドを実行]をクリックしてコマンド行をすべて実行するか、
コマンドテーブルの実行したいコマンド行を選択し(選択すると水色に変わる)、その左側の実行ボタンを使います。
もし複数行同時に実行したい場合は、ShiftキーやCtrlキーを押しながら実行したい行を選択します。
今回はコマンド1行なので、どちらの実行ボタンを使用してもかまいません。
実行中は、RoboSolの画面が消え、カーソルが自動で動いてゴミ箱アイコンをダブルクリックします。
実行完了後は再びRoboSolの画面が表示されます。
RoboSol動作中に途中で止める
スクリプトを実行中に途中で止めたい時の動作を覚えましょう。
タスクバーに表示されているRoboSolのアイコンをクリックします。
画面右下に実行中ウィンドウが表示され、今実行している操作を確認できます。
実行を終了する
実行中ウィンドウの[実行終了]をクリックするか、ショートカットキー「Ctrl + Alt + U」を押すと、アラートを表示し、[OK]をクリックするとスクリプトの実行を強制的に終了します。
実行を一時停止する
実行中ウィンドウの[一時停止]をクリックするか、ショートカットキー「Ctrl + Alt + M」を押すと、実行を一時停止することができます。
再開したい場合には、[再開する]をクリックするか、ショートカットキー「Ctrl + Alt + M」を押すと中断していたスクリプト実行の続きを再開します。
コマンド行を削除する
コマンド行を削除したい時は、削除したい行を選択し(水色の状態)、[Delete]キーを押します。
アクションツールバーの[行を削除]ツールをクリック、または行の上で右クリックして[選択行を削除]からも行削除できます。
コマンド行の順番を入れ替える
新しくコマンドを作成すると、選択行(水色)の下に挿入されます。
行の順番を入れ替えたい場合は、動かしたい行を選択し(水色)、移動先までドラッグ&ドロップします。行をドラッグしたまま移動すると、移動予定箇所に点線が表示されますので、点線が適切な箇所で表示されたらドロップします。
作成したスクリプトを保存する
作成したスクリプトを保存する動作を覚えましょう。
保存の方法には2種類あります。
- ショートカットキー「Ctrl + S」を押して保存
- ファイルメニューの「上書き保存(S)」か「名前を付けて保存する(A)」のいずれかで保存
新たなファイル名で保存する場合は、保存先フォルダの場所を指定します。
ファイルが保存されると、画面下のログ欄に保存先が表示されます。
■対象バージョン:全バージョン