■概要
NEC Software Robot Solutionでは、機能・ライセンスのカウント方法が異なる複数のライセンスをご用意しております。本記事では、各ライセンスの違いをご紹介します。
なお、各ライセンスの活用ポイントを以下記事でご紹介しております。併せてご活用ください。
■使用できる機能が異なるライセンス
使用できる機能が異なるライセンスには、通常版・実行専用版(調整機能付き)・実行専用版(調整機能なし) の3つの区分があり、以下の通り、通常版>実行専用版(調整機能付き)>実行専用版(調整機能なし) の順に、使用できる機能が少なくなっています。
・通常版
ロボットの作成・実行が可能です。NEC Software Robot Solutionの全ての機能を使用できます。
具体的には、以下が可能です。
- ロボット作成画面でのロボットの新規作成・編集が可能です。
- ロボット作成画面およびコマンドを用いたロボット実行が可能です。
- プラグインの開発を行う場合も使用します。
・実行専用版(調整機能付き)
通常版で作成したロボットを実行できます。操作コマンドの追加・変更はできませんが、端末毎の環境の違いを考慮し、[待機]コマンドの追加と、一部コマンドオプション(ファイルパス・[文字列入力]内容)の変更が可能です。
具体的には、以下が可能です。
- ロボット作成画面およびコマンドを用いたロボット実行が可能です。
- 「スケジュール」機能でスケジュール実行の新規登録、編集が可能です。
- ロボット作成画面で下記操作が行えます。
- 端末毎の環境差を調整するためのロボット(スクリプト)の変更
- コマンド(行)に時間待ちを行う待機(Sleep)部品の追加
- コマンド(行)のターゲット画像の再キャプチャ、精度変更
- コマンド(行)のリトライの設定の変更
- コマンドオプションの変更
- 各コマンドが利用するファイルパスの変更
- キーボード操作部品が入力する文字列の変更
- 端末毎の環境差を調整するためのロボット(スクリプト)の変更
- Web系コマンドが使用するWebモジュールのアップデート
・実行専用版(調整機能なし)
通常版で作成したロボットを実行できます。調整機能付きとは異なり、操作コマンド・コマンドオプション・画像の差し替えはできません。
- ロボット作成画面およびコマンドを用いたロボット実行が可能です。
- 「スケジュール」機能でスケジュール実行の新規登録、編集が可能です。
- ロボット作成画面で下記操作が行えます。
- ロボットの実行
- 設定画像のコピー、ターゲット画像の検索
- ロボットの一部実行・全実行
- Web系コマンドが使用するWebモジュールのアップデート
■ライセンスのカウント方法が異なるライセンス
ライセンスのカウント方法が異なるライセンスには、
- スタンドアロンライセンス(ローカル管理/オンライン管理(v1.4.1.1以降のみ対応))
- フローティングライセンス(v1.3.0.1以降でのみ対応)
- 同時利用ライセンス(v1.4.1.1以降でのみ対応)
の3つの区分があり、以下のように、それぞれライセンスのカウント方法が異なります。
・スタンドアロンライセンス
NEC Software Robot Solutionをインストールした端末でのみ利用可能なライセンスで、
従来から提供している端末固定ライセンスです。
オフライン環境用のローカル管理版と、オンライン環境用のオンライン管理版の2種類があります。
・フローティングライセンス
許可された台数以内であれば、どの端末でも NEC Software Robot Solution を起動できる
ライセンスです。ご利用開始には NEC Software Robot Solution マネージャが必要です。
・同時利用ライセンス
1筐体内で、許可された数以内であれば、どのユーザアカウントでもNEC Software Robot Solution を起動できるライセンスです。
ご利用開始に NEC Software Robot Solution マネージャは不要ですが、同時利用オプションをインストールいただく必要があります。
■対象バージョン
全バージョン
【NEC Software Robot Solution の無償トライアルサイトはこちら!】https://jpn.nec.com/softwarerobotsolution/training/